【 原画 】Cola Bugs 一点物 絵画333mm*333mm* 張りキャンバス
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楽曲「Cola Bugs」のジャケット画像に使用された原画。作曲家・葛西レオ本人が描いた希少な一点モノ。サイン付き。333mm*333mm* 張りキャンバス
【 Cola Bugs 】
超能力者は甘味を好むという。
事実、僕の知っている超能力者「Cola Bugs」は、1日最低でも3本のコーラを飲んでいたし、しかもそれが常温でなければならなかった。彼いわく、冷たい炭酸は「予知能力を乱す」らしい。僕には理解できない理屈だったが、彼はいたって真面目だった。。
「この世界はね、泡でできてるんだ」
彼はそう語って、瓶のコーラを傾けた。泡の音が静かな部屋に広がって、まるで宇宙の片隅から届いた微かな信号のように聞こえた。
「あとね、君のとこの電子レンジ、3日後に爆発するよ。でも心配いらない。その代わり、世界は救われる。」
正直なところ、僕は何の話かさっぱり分からなかったが、彼の目にはある種の"正しさ"が宿っていた。
彼の話によれば、宇宙というのは、実は一つの巨大なパラドックスでできている。時間は線ではなく、コーラの泡のように無数に生まれて浮かんでは闇に消える。そして彼は、その全ての泡の流れを読めるのだという。
3日後、目の前で本当に電子レンジは爆発した。音は小さく、まるで宇宙の片隅で猫がくしゃみをしたようだった。
「君が電子レンジを観察していなかったら世界は救われなかった」と彼は言った。
「見ていなかったら未来は興味を持たなかったからね。宇宙ってのは誰かが見てくれたってだけでだいぶ優しくなれるんだよ。」
⸻彼はそれきり姿を消した。
僕の手元には、空になったコーラの瓶と、ひとつのメモだけが残されていた。
「すべては泡である。そして泡には中心があって君と同じ形をしている。」
それから僕もコーラを飲むようになった。泡の音に耳を澄ませながら、たまに思うのだ。
宇宙の正体は、孤独なただの寂しがり屋なのかもしれない。
そしてそれは、案外悪くない真理だとも思う。
REO Kasai WADO The Symphony 「Cola Bugs」より抜粋
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